ひげとらの英語

英語学習のポイントなどをお伝えするブログです。

正誤問題(1)

1.正誤問題を学習するにあたって

・正誤問題とは,誤りを含む英文が示され,その誤りの箇所を指摘したり,訂正したりするタイプの問題を言います。

・この形式の問題が出題される大学はそれなりにあるのですが,これをメインに扱う参考書もめぼしいものとしては数冊しかなく,また,参考書等で扱われている問題と,実際に出題される問題にギャップがある場合が多いため,苦手意識を持っている人が多いです。

☞参考書等に載っている問題は「ちゃんと勉強していれば解ける典型問題」がほとんどです。しかし入試では,こうした典型問題よりも「マニアックな内容を問う問題」の方が多く出題されたりするのです
 実際のところ,「合格点をとる」という観点からすると,「みんなが解ける問題が解ければよく,みんなが解けない問題は解けなくてよい」ため,そうしたマニア向け問題はできなくてよいのです。なので,その精神で臨めばよいのですが,いざ過去問をやると比較的高確率でマニア向け問題に遭遇し,全然わからず(赤本の解答すら間違っていることも多いです),先ほどの精神は葬り去られ,勝手に玉砕してしまうというケースが多いように思えます。

・したがって正誤問題に関しては,参考書に載っているような基本的なポイントを狙ってくる問題を確実に正解できれば,正誤問題部分全体の正答率は気にしなくてもかまわない,と考えるようにしてください。
 そして,勉強する際(特に過去問を演習する場合)も,「こんなの知らないよ!」と叫びたくなるようなマニア度の高い問題や,やたらと難易度の高い問題は深追いせず,さっさと間違えて,さらっと解説を読む程度にすることをおすすめします。

 

次回からは,正誤問題で狙われやすい点を説明していきます。